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■保護者の方、少年少女たちへ | |
当面、援助活動は主宰者の自宅を開放して可能なことのみを行なっていくが、相談業務及び簡易の宿泊での対応は可能だと考えています。宿泊は、主宰者と家族(妻、高校一年長男、中学三年次男)4人との共同生活となる予定です。建て替えれば良いのですが、 「実績を積んでから」と考えています。 充分な資金を確保した上で、援助活動を開始すれば良いのでしょうが、「何も資金的裏付けが無い」、そして、「しがらみの無い」ところから始めることに意味があると思っています。 というのは、私は、既存の援助機関なり施設等が、潜在するニーズに応えることができているかどうかに疑問を持っており、「正式な手続きを踏むことに対して拒否の構えを見せる少年少女たちの実数は少なくない」とも考えているからです。 そして、公的施設や関係機関がニーズに応えようとして援助の手を差し伸べようとはするが、極く標準的な対応がなされ、少年少女たちが求める「心からの願い」に適切に応えられるかどうか、とても怪しい、と考えています。 少年少女たちが真に求めるものは、「人間対人間」或いは「一対一」の関係で、「自分対組織のために働く大人」或いは「自分対複数の大人たち」ではないのです。彼らは、「人間対人間」或いは「一対一」の関係で、大人と心の繋がりを持ったと自覚した時に、初めて自分自身を見つめ直すことができるのです。
蛇足ですが、不登校の対応について、十年前の対応指針を見直そうとしています。十年前から「無理して学校に行かせる必要はなく、別の機関で対応しましょう」と言い続けていましたが、私は一貫して「子どもたちは、学校に戻りたがっているんだから、戻すための対応が必要。」と考えていました。 |
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